【PFASフリー】非粘着・離型性コーティングや効果、施工事例を紹介

PFASフリーコーティングの施工は
カンメタエンジニアリングへお任せください

近年、PFAS(有機フッ素化合物)に対する規制強化の動きを背景に、製造業においてもPFASを使用しない表面処理への関心が高まっています。

非粘着・離型用途ではフッ素系コーティングが広く使用されていますが、用途や使用環境によっては、シリコーン系やセラミックス系などのPFASフリーコーティングで対応できる場合があります。

カンメタエンジニアリングでは、非粘着性・離型性・低摩擦性など、用途に応じた複数のPFASフリーコーティングをご用意しています。本記事では、その特徴や対応可能なコーティング、実際の施工事例をご紹介します。

対応PFASフリーコーティング一覧

カンメタエンジニアリングでは、以下のような種類のPFASフリーコーティングでの対応が可能です。

品番 離型層種別 概要 PFASフリー FDA適合
PC-400 金属層のみ 梨地処理では再現できない幅広い表面粗度の形成が可能で、高い耐摩耗性を付与できる仕様。 ○ ○
PC-900 シリコーン系 非常に優れた非粘着性を有し、最も実績の多いスタンダード仕様。 ○ ○
PC-10000 シリコーン系 シリコン特有の吸着感のあるグリップ性と、適度な非粘着性を併せ持つ仕様。 ○ ○
PC-11000 シリコーン系 シリコン特有の吸着感のあるグリップ性と非粘着性をバランス良く両立した仕様。 ○ ○
PC-12000 シリコーン系 非常に高い非粘着性と、シリコン特有の吸着感のあるグリップ性を併せ持つ仕様。 ○ ○
PC-21000 シリコーン系 低摩擦性かつ、フッ素系を上回る非粘着性を兼ね備えたユニークな仕様。 ○ ×
PC-28000 シリコーン系 PC-21000と同等の特性を持ちつつ、より高い耐熱性を付与した仕様。 ○ ×
PC-40000 セラミックス系 全ラインナップ中で最高クラスの硬度と耐熱性を有し、優れた低摩擦性とフッ素系を上回る非粘着性を併せ持つ仕様。 ○ ○
PC-DS10000 シリコーン系 高い非粘着性とシリコン特有の吸着感のあるグリップ性を有しつつ、被膜の強靭性を高めた高耐久仕様。 ○ ○

施工事例

フィルム/コンバーティング機械メーカー向けに、長尺ガイドロールへPC-900シリーズを施工

採用後、お客様側でPFAS(有機フッ素化合物)に関する調査が必要となり、含有有無について確認のご相談をいただきましたが、本コーティングはPFASを含有していないため、弊社にて証明書を提出いたしました。その後、規制面での懸念なく継続してご使用いただいています。

PFASとは?概要とその特性

PFASは、ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物(Per- and Polyfluoroalkyl Substances)の総称です。この物質群には1万種類以上の化合物が含まれており、その代表的なものとしてPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)やPFOA(ペルフルオロオクタン酸)などが挙げられます。

これらの物質は、産業用途において広く使用されている人工的に合成された有機フッ素化合物です。

PFASの化学構造と特徴

PFASの最も特徴的な性質は、炭素とフッ素の強固な化学結合を有することです。この結合は自然界で最も強い化学結合の一つとされています。この独特な化学構造により、PFASは極めて高い化学的安定性を持ち、優れた耐熱性と耐薬品性を示します。さらに、優れた撥水性・撥油性を持ち、表面張力を低減する効果も備えています。これらの特性が組み合わさることで、工業製品における重要な役割を果たしています。

PFASの産業用途

PFASの特性を活かした産業用途は多岐にわたります。工業製品のコーティング材として広く使用されており、高い耐久性と機能性を実現しています。また、産業用繊維やカーペットの撥水加工、高性能な消火剤としても活用されています。電気絶縁体としての用途も重要で、各種工業用塗料やコーティング剤の成分としても広く採用されており、製品の性能向上に貢献しています。

PFAS規制とその対応

日本および世界各国のPFAS規制

各国でPFASに対する規制が強化されています。日本では、PFOAが2021年に第一種特定化学物質に指定され、2023年4月から製造・使用が原則禁止となりました。PFOSについても同様の規制が適用されています。

EUではPFAS全般の使用制限が検討されており、米国でも各州で独自の規制強化が進められています。これらの規制動向は、グローバルなサプライチェーンに影響を与える可能性があります。

企業の規制対応戦略

製造業各社は規制強化に対応するため、様々な取り組みを進めています。代替物質の開発と導入を積極的に推進し、製品のPFASフリー化を進める企業が増加しています。また、環境負荷を低減するための技術開発も進められており、製造工程の見直しや新たな処理技術の導入も行われています。投資家や取引先への説明責任を果たすため、これらの取り組みに関する情報開示も強化されています。

世界的に見ると、PFASに関する規制は更なる強化の傾向にあります。規制対象となるPFAS物質の範囲が拡大され、製品含有量の規制も厳格化されています。また、企業に対する情報公開要件も拡大されており、製品中のPFAS使用状況や環境への影響についての詳細な報告が求められるようになっています。